追記三(2006年1月30日) 処理能力増へ新システム 東証、年内800万件へ (共同通信) 通常件数は300万件/日。上限値の800万件はその2.7倍弱。 うん、2.5倍~3倍の許容値にやっとはいったよ。 それにしても11年3ヶ月ぶりの更新とは「恐れ入ったシステム」です。 追記二(2006/1/24) ライブドア株、システムへの負荷回避で25日から短縮売買=東証 相変わらず、東証はもたもたしているね。 システムの約定件数、700‐800万件に増強したい=東証社長 「したい」じゃなくて「する」だと思うよ。 それにしても上の二つは「ロイター発」だ。 国内メディアでは25日の短縮売買記事はたんに「混乱回避のため」となっていて、「システムの負荷回避」とはっきり明記しているのはロイターだけではないのかな。 「東証システムのお粗末さ」の露呈は堀江社長逮捕報道に埋もれた事柄かもしれないけど、留置所追っかけ記事なんかより、大事な報道だと思うけどね。 追記(2006/1/22) 東証、約定上限を500万件に・システムを緊急増強(1/22 12:05) NIKKEI NET 処理能力上限値を450万件から500万件へ増強。 なにやら泥縄的対応だけども、やらんことにはどうしようないな。 東証システム、耐用期限過ぎていた 導入は10年前 asahi.com 問題のシステムは汎用ホストのシステムで当初の耐用年数を越えていた。 それにしても、東証のIT責任者は一体いままで何をしていたのかって思うね。 勘ぐると東証経営陣には「携帯電話」や「インターネット」を使う人がいないのじゃないのかな。 経営者は「インターネット取引」なんて、なんのことやらわかっていないじゃないのかな。 <当初投稿> 2006年1月20日 東証システムなお綱渡り、約定件数はほぼ上限(06/1/20 7:00)NIKKEI NET 約定件数、限界の9割 日経平均355円高 asahi.com 「証券取引法」違反容疑によるライブドア強制捜査に端を発したライブドアショックが連日続いていますね。 日本の「経済」「政治」「社会」「芸能」を揺さぶっていますね。 日本経済をも揺さぶっていますね。 2日間で日経平均で1500円の株価暴落。 ここにきてやっと持ち直しつつある。 それはそれとしてライブドアショックは「東証システム」をも揺さぶっていますね。 18日、売り注文が殺到して、東証システムが処理能力の限界に達したため、東証一部、二部、マザースの全取引停止。 どんなシステムでも想定外の事態のためにサービスが停止することはある。それにしても今回の事態も「システムの初歩的なミス」ですね。 日本金融システムの基幹である「東証システム」は相変わらずお粗末ですね。 ライブドアショックがなければサービス停止は発生しなかったが、今回の「東証システム」サービス停止自体はライブドアには責任はないね。 ゆめゆめ「東証システム」関係者は逆恨みしないように。 政府のきついお叱りをもうけて、東証は早速システムの能力増強を図るとのこと。 そもそも今までのシステム想定が恥ずかしいくらいにお粗末だよ。 報道によれば、システムの処理能力想定では、一日の「約定件数」の通常値は300万件、処理上限値はそれの1.5倍の450万件とのこと。 18日はこの「約定件数」が438万件になったため、急遽取引停止したわけだ。 これじゃおいおいだよ。 システムにかけられる金・もの・人は無限じゃないから、どこかで見切りが必要だけど、「東証システム」クラスの基幹システムで処理能力上限が通常値の1.5倍ということはないよ。ひどい設計見積もりだね。 とんでもないシステム設計だね。 システム限界が通常処理件数の1.5倍しかないということの「意味」を知っていたら、システムの運用責任者は恐ろしくてまともに朝を迎えられないよ。 「だれがこんな設計をしたんだ!」 日々の取引量は増減するけど、長期的に見て増大していく。 取引量アップに応じてシステムの能力を増強するとしても、数ヶ月はかかるだろうから、常にシステムの処理能力件数は常識的に見て通常件数の2.5倍から3倍は最低限必要だよ。 システムの重要度からみて4倍あってもおかしくないよ。 「東証」というところはよっぽどお金がないのか、システムなんてへの河童って思っているのかな。それとも耐震強度偽装事件のヒューザや木村建設並みに、設計サイドにとんでもないコストダウンを要求したんじゃないのかな。
by marifami
| 2006-01-20 14:23
| 新聞テレビ報道
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