明日12月16日は衆議院選挙投票日(合わせて東京都知事選挙)。 今回の師走選挙は民主・自民・未来・公明・維新・みんな・国民新党・共産・社民・新党大地・新党日本・・新党改革の12党がたっており、文字通り乱立総選挙。 そして大事なことは、日本に大惨事をもたらした3・11東日本大震災と原発事故発生以降、初めての国政選挙ということだ。 日本の今後の進路をどの党と人物に託するのか? 明日からこの日本をどうしていくのか? (1)去年の東日本大震災とそれに続く福島第一原発の事故は被災地はもとより文字通り日本全体を巻き込んだ大惨事となった。 歴史的には明治維新、太平洋戦争敗戦に匹敵する日本の危機と言われた。 であるならば、これからの日本に必要なのは「過去の栄光・名声?」を引っ張りだすようなスローガンは時代錯誤的で、歴史を逆戻りさせることでしかないと認識せざるを得ない。 これから必要なのは過去を振り返るのではなく、ある意味前例なき新しい時代を切り開くビジョンなり政策なのだ。 過去のしがらみ・前例を脇におき、どんな「新しい時代」が創りだすのか、そのために必要な「ビジョン」を示す姿勢が問われていると考える。 ビジョンだけでは被った傷はいやされないし、現実も変えられない。が、我々日本人はいま「なにが必要」で、これからどんな「新しい時代」に向かい、「どんな世の中」になろうとするのか、その姿をその計画をそのための心構えを提示してもらいたい。 例えば、5年後、10年後の日本の姿を示し、その時点での国民の利益と負担を描いてほしい。 今10歳の子供が成人した時、彼らを受け入れる日本社会はどんなふうになっているのか示してもらいたい。 と思っているんだけど、実際は一向に<10年後の日本>が思い描けるような選挙公約を見ることが出来ない。 (2)次に東日本大震災と原発事故の復旧・復興を急ぐこと。 3.11から早2年近くになろうとしているが、『大津波や福島第一原発の放射能の被害によって、避難を強いられている人は、いまだに約三十二万一千人もいます。震災の発生三日目の避難者数が約四十七万人だったことを考えてみても、いかに大勢の人が不自由な生活下にいることか分かるでしょう。避難先は全国四十七都道府県の約千二百市区町村に散らばっています。』(東京新聞2012年12月15日社説記事) そして放射能汚染対応 子供が年間20ミリ㏜の場所で暮らすなんて、許されないことだ。 強力な政治の力が今こそ必要だ。 (3)忘れてはならないのが、国の借金(国債等)残高が「1000兆円越え」をどうするのかだ。 返済のグランドデザインが必要だ。 今年度の国家予算の49%は国債などの借金で賄われている。 国の借金は残念ながら、時の政権と国会議員が背負う借金ではなく、今生活している国民一人ひとりの借金であり、これから誕生するであろう未来の子供たちが背負う借金になっていく。 老人はいずれ死んでいくが、日本の未来を背負う子供たちに何と説明する? (4)そして原発をどうするのかだ。 原発はいらない。 但し、代替エネルギーをどうするのか、その費用負担をどうするのか、時系列で説明する必要がある。 併せて使用済み核燃料の処理をどうするのか考えなくてはならない。 今までと同じようにイギリスやフランスに運び出すというわけにはいかない。 さてと、明日はどの党と人物に投票しようか。
by marifami
| 2012-12-15 22:50
| 新聞テレビ報道
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