正月に故郷に帰省した人たちのUターンは今日がピークか。 高速道路の東京方面の渋滞は思ったほどではないが、それでも渋滞は発生している。大変だな。 疲れることは百も承知だが、正月はやっぱり故郷すごしたい、実際にのんびりできるかどうかは別にして、義理もあるし、慣例でもあるし、この機会がなければなかなか帰れないし・・・。 まぁ、疲れと出費もあるけれど、故郷のあのなつかしさも捨てがたいというところか。 今日3日の朝日新聞朝刊の23面文化面に『なつかしさ 生きる原点』というタイトルの1面記事があった。 記事によると、「なつかしい」のもともとの語源は「なつく」で、親子のような間柄の慕わしさ示した言葉。 京都大楠見孝教授によると「なつかしさは、幸せな気分を生み、心の癒やしとなることで、現実と向き合えるという効用がある」とのこと。 しかし「ただ近年、このなつかしさをめぐる状況は、様変わりをみせている。」 どう変わったのか? ユーチューブに代表される「デジタル技術は時間の遮断装置」(東京勢大・桂英史教授)で「何度も再生できる映像は、感覚の上で「過去」にならず、いつまでたっても「現代」のままだ。なつかしさの熟す余地がない」 そうかもしれないね。 インターネットを介して、いつでも田舎のおじいちゃん、おばあちゃんと映像であっていれば、盆正月に子供をつれて帰省する必要がなくなるというもんだ。 故郷の光景もインターネットを介すれば、目の前にいつでも現れるというもんだ。 インターネットの世界が<リアルななつかしさの鮮度>を奪っていく! とは言え、時代を逆回りさせることはできない。 前述の桂教授は言う 「なつかしさをもう一度『発明』しなければならない。デジタル時代にふさわしい手練手管が、なつかしさを残していくために必要だ」。 なつかしさの再発明、再発見。いいですね。 今日昼過ぎ、我が家のある百草から多摩川土手をチャリで約15分の京王線聖蹟桜丘に行った際に聖蹟桜ヶ丘で見かけた雲。
by marifami
| 2012-01-03 23:41
| 新聞テレビ報道
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