21世紀は「地球温暖化の世紀」と言われている。 21世紀末までに温暖化によって地球全体の気温上昇予測は平均気温比1.5~2.5度、 海面上昇は10~20センチ(ちなみにここ100年間の気温上昇は0.7度とのこと)になり その影響による異常気象、森林破壊、砂漠化、生態系破壊、伝染病蔓延によって、 地球環境が悪化し、人類に重大な悪影響を及ぼす。 温暖化の主因は大気中に0.03~0.04%しか含まれていない二酸化炭素の人為的行為 に基づく急激な増加だ。 と思っていたら、2008年6月2日付け日経新聞朝刊13面に『温暖化の「異説」相次ぐ』 という見出しで以下のような記事があった。 この5月25日から30日まで千葉市幕張メッセで開催された日本地球惑星科学連合大会で地球温暖化の科学や対策にありかたが検討され、地球科学の第1線の 研究者から従来の二酸化炭素主因説と異なる「異説」が次々に披露されたとのこと。 記事によると温暖化の主因について『丸山茂徳東京工業大学教授は「宇宙から地球に 降り注ぐ放射線の増減に連動して雲の量が変わる」ためと説明し、今後「雲の量が増えて 気温が下がり、2030年には最も寒くなる」と予想。、赤祖父俊一・米アラスカ大学名誉教授は「近年の気温上昇の傾向は1800年以前までさかのぼることができ、大半は自然の変動と みなせる」と指摘』とのこと。 二酸化炭素が温暖化の主犯でないとしたら、今世界はとんでもない事を やっていることになる。 ともかく研究者は調査・研究を進め、早く温暖化の原因を突き止めてもらいたい。 一方ではメディアやマスコミも 「温暖化については今は議論するときでなく、行動するときだ」とばかり ともかく二酸化炭素削減の一点張りの姿勢だけでなく、時には冷静に「温暖化」 ついて「現状、どこまでが確実でどこまでは不確実」なのかを報道してもらいたい。 と言いつつ、こりゃ無理な注文かな。
by marifami
| 2008-06-03 00:27
| 環境
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