映画『キャロル』を観る 『ロード・オブ・ザ・リング』でヒロインを演じたケイト・ブランシェットをまた観たくなって、この映画を観た。 デパートの売り子テレーズ(ルーニー・マーラ)と離婚訴訟中の美貌の人妻キャロル(ケイト・ブランシェット)の出会いと逃避行と別れ、そして再会。 「美しい映画」とはこういう映画のことを言うんだろうな。 最後のシーンがすごいです。 再会した二人。テレーズはキャロルの誘いを一旦は拒否するが、その後、やっぱりキャロルの前に戻ってきた。その時、目の前にテレーズがいることがわかった瞬間のキャロルの表情が「すごい」です。 微笑むでもなし、相好を崩すわけでもなく、澄ますわけでもなく、ホッとするわけでもなく、勿論冷たいわけでもなく、なんていうか見つめられたものは抗うことなく惹き込まれていく表情です。ここで映画は終わり。 私の妄想・余談。 小泉八雲の「雪女」 雪の降る晩、木こりの茂作が見た雪女の表情は多分、テレーズを見つけたキャロルのあの表情だったんだ。 日本の女優だったら、誰がキャロル役に合うのだろうかなんても思った。 平日の昼時の観客の入りはほんの僅かでした。 キャロル予告編 もう一つ付録 こちらはケイト・ブランシェットの出演映画(1995 - 2015)リスト 出演映画
by marifami
| 2016-02-26 22:09
| 映像・歌
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