今日19日、地元日野で3.11福島原発事故当時、原発立地の双葉町の町長だった井戸川(今は前町長の立場)さんの講演を聞いた。 2011.3.11の14時46分で止まったままの双葉町役場前の時計の画像を見せながら、物静かに講演は始まった。 ちなみに当時の双葉町は人口は7000人、主要産業は農業で、小学校2つ、中学校1、児童生徒数約650人の町だった。 『今、福島へ行くことは加害者になってしまう。今皆さんに言いたいのは、福島に残っている県民に向かって 福島から出ておいでと言ってほしいということです』。 質疑応答で「何故福島から出て行けと言うのですか」と質問したら、以下の画像のチェルノブイリとの比較図をもう一度説明してくれ、政府の20ミリシーベルト/年以下は安全というのはまやかしと断定。 そして続けて 『今、こんなこと言う人は他にいますか? 今誰かが言わないとダメなんです』 政府の「20ミリシーベルト/年・安全宣言」の是非については確かに意見が分かれるところであるが、チェルノブイリの比較で福島から出ていけ発言には「はい、そうですか」とは思えなかった。 だが、20年後の福島の今の子供たちが福島生まれ・育ちという理由で結婚できなかったら、「誰が責任をとれますか?」には答えられませんというのが講演が終わった後の正直な感想。画像は井戸川さんが使用した資料の一部。 最後の画像の田中正造さんの言葉は身に沁みます
by marifami
| 2014-01-19 23:22
| 東北大震災&原発災害
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