******************************************************** この冬に実施された多摩川・浅川の河川敷工事関連で疑問があります。 どなたか、ご存知の方がおられましたら、教えていただければありがたいです。 (1)この冬の浅川の河川工事は終わりましたが、 ふれあい橋と新井橋間の左岸の川原に保護・保持されていたネザサがほんの一部を残して大部分伐採さ れてしまいました。 『・・・ネザサが繁茂し、洪水の水あたりをやわらげ護岸を保護してくれています。』と書いた看板までたてて 残してあったネザサを今回の河川工事で何故、伐採してしまったのでしょうか。 また、この場所はムクドリの集団ねぐらだった場所です。 (2) クリーンセンター裏側の多摩川土手下の「生態系保持空間」エリア内にあったかなり広い草地の部分が、 草地をはがされ、石交じりに裸地になってしまいました。以前この場所では許可なくゴルフやラジコン飛 行機を飛ばしたりする人がいることはいましたが、ナデシコ等の野草も自生していました。「生態系保持 空間」で何故、こんな工事をしてしまったんでしょうか? ******************************************************* ちなみに上の(2)の場所は以前は草地だったが、今は石ころだらけになってしまった↓ 画面左手が多摩川。 (4月7日 撮影) 多摩川・浅川の河川管理・工事自体は国土交通省の京浜河川事務所だが、個人的に接点がないので、 上の二つの疑問について日野の自然保護&河川環境に関わっている方々に投げかけさせていただいた。 教えていただいてわかったこと。 上の二つは多摩川水系河川整備計画に基ずく工事の結果で (1)浅川については洪水対策の一環として洪水時の流れの偏りの緩和を図るため河原内の樹木伐採を実施 中。 (2)多摩川については多摩川中流域本来の礫川原を再生するため外来種のハリエンジュを伐採し、礫川原 を再生し、礫川原に固有なカワラノギクの生育を可能にする取組みを実施中。 工事関係者(部門)から直接聞いたわけではないが、とても納得できる内容ではない。 特に浅川については、これから浅川河原に自生している樹木を全部伐採して、河川道をまっすぐにして両岸をコンクリートで固めてしまうということか?そもそもネザサは河川岸維持のため保護していたのではないか?そんな浅川改造計画をどれだけの市民が知っているのか?まして工事計画を納得している市民はどれだけいるのか?環境や生態系対策をないがしろにしてコンクリートで固めた治水対策一本やりの河川対応は許せない。 多摩川についていえば、かっての磯河原を取り戻しカワラノギクを復活させるためというが、そのために「生態系保持空間」を破壊していいのか?
by marifami
| 2013-04-20 23:50
| 日野あちこち
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